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ポンプ車集中投入 仙台空港を早期“再生”

ポンプ車投入、排水量500万㎥。

仙台空港とその周辺にポンプ車を集中投入、早期に一部復旧へ。

東北の空の玄関として重要な仙台空港も巨大津波に襲われた。
空港ビルは中2階まで浸水、1階部は壊滅状態に。空港内はもとより沿岸部周辺の広いエリアが浸水し、甚大な被害を被った。国土交通省では空港の再生に向け、排水ポンプ車を全国から集中投入。3月24日よりポンプ車25台、24時間体制で排水を開始した。
ポンプ車の台数は延べ約250台・日にも及び、排水した水の量は約500万㎥に達する。これは25mのプール14,000杯分にも相当する。そして被災から約1ヶ月後の4月13日、臨時便での一部就航が開始された。

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大震災2日後
被災した仙台空港 2011.3.13
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大震災6日後
仙台空港・排水開始 2011.3.17
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大震災13日後
復旧の進む仙台空港 2011.3.24

排水ポンプ車

排水ポンプ車は主に台風などの災害時における浸水箇所の排水作業を迅速かつ効果的に行う車両です。
東日本大震災では、仙台空港が広い範囲で浸水したため、排水ポンプ車を集中投入し、24時間体制で排水作業を行いました。また、被災地において、津波により浸水(冠水)した箇所の行方不明者捜索のための排水作業も行いました。

災害対策車等の派遣状況 (4月15日時点)

排水ポンプ車 岩手県 陸前高田市 1台
宮城県 仙台市 13台
石巻市 25台
名取市 2台
東松島市 16台
多賀城市 2台
七ヶ浜町 4台
亘理町 19台
山元町 2台
気仙沼市 1台
福島県   4台
相馬市 5台
新地町 1台
小計 95台

※192台のうち130台は全国の整備局の応援。
※福島第一原子力発電所に対して散水車等13台による支援を行いました。(東京電力が運用。)

地方整備局の災害対策機械の派遣状況(4月15日)

これまで、全国の整備局の応援により、3県27市町村(17市8町2村)へ、排水ポンプ車、照明車、対策本部車、待機支援車、衛星通信車、Ku-SATをピーク時(H23.4.15)合計192台配備し、様々な復旧活動を支援。

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メモリアル看板設置箇所

設置看板 板面

東日本大震災メモリアル施設整備事業とは

東日本大震災の経験と教訓を風化させず忘れることなく後世に伝えるためのメモリアル施設を現地に整備することを目的に、東北地方整備局、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)及び仙台市で「東日本大震災メモリアル施設整備実行委員会」を組織し、震災の経験・教訓を後世に伝えるための伝承看板を各地に整備しています。

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