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支援物資輸送を確保した航路啓開(仙台塩釜港)

航路啓開

コンテナが散乱した仙台港

青森県八戸市から茨城県までの太平洋沿岸地域における主要な港に来襲した津波高は、軒並み3mを超え、大船渡港の港奥では9.5mを観測。

港湾を直撃した津波により埠頭用地に保管されていたコンテナや材木等が多数散乱し、その一部は海上に流出するとともに、港周辺の車両や係留船舶、建築物などと合わせて、航路・泊地内の障害物となった。

海上輸送による大量の救援物資の受け入れを行うべく、支援船を接岸できるようにするための海面浮遊物除去、航路内の支障物を揚収する航路啓開を実施した。

3月23日(水)までに主要10港、接岸可能。

被災3日後から、港湾内の障害物を取り除く航路啓開を開始。

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3月13日夕刻の津波警報・注意報の解除を受け、翌14日早朝から海に流出、または沈んだコンテナやクルマ、漁網などの回収を行う航路啓発が開始された。
被災地への支援を第一に、宮古港、釜石港、そして東北最大の港湾である仙台塩釜港を優先して啓開。その後、3港以外の主要な港湾にも展開された。被災後5日目となる16日には、釜石港に緊急物資船が入港。23日までに被災10港で、暫定の航路が確保され、海上からの緊急物資の搬入が可能となった。
また、震災から10日目となる21日には、仙台塩釜港にオイルタンカーの第一船が入港し、深刻を極めていた燃料不足が緩和された。

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メモリアル看板設置箇所

設置看板 板面

東日本大震災メモリアル施設整備事業とは

東日本大震災の経験と教訓を風化させず忘れることなく後世に伝えるためのメモリアル施設を現地に整備することを目的に、東北地方整備局、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)及び仙台市で「東日本大震災メモリアル施設整備実行委員会」を組織し、震災の経験・教訓を後世に伝えるための伝承看板を各地に整備しています。

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